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Yakushima Jul/03

2003年夏は引越をしたので海外調査のための資金がなくなり、急遽屋久島に行くことにしました。屋久島料理は磯モン。磯モンとはトコブシ、ウマンコ、それにカメノテね。って名前だけじゃ全く何のことかサッパリわからんから、早速地元料理の居酒屋にダイブ・オ〜ン！


	「磯もん下さい！」、「ハイよ〜」といって出てきたのが右上。トコブシとウマンコの塩茹で。トコブシってのは南洋アワビね。食玩にハマって大枚つぎ込んだ30過ぎのイイ大人達は大量のチョコとともにトコブシ掴まされて全て廃棄処分した苦い思い出あるんじゃ...。アワビより小振りな分磯臭さが詰まってる。ウマンコってのは巻き貝で味はツブ貝とほぼ一緒。				隣はカメノテの塩茹で。亀の手に似てるからカメノテ。フジツボの一種らしいんだけど、先っぽが貝みたいに石灰質で柄は細かいウロコに覆われてる。かなりグロテスクDEATH。カラを割って中身をしゃぶるとこれが珍味！　貝の刺身に似た水っぽい身に海苔と貝と魚の出汁を足したようなエキスが詰まってるのよ！　ウンマ〜イ！　詳しくは「美味しんぼ」第79巻を。


	本当にウミガメの手みたいでしょう。片手で掴んで、甲羅を指で開いて、中身をすする。超ゲテBUT美味。スペインでは超高いらしいですよ。				腹ハチ切れるまで磯もん食いてえ！って早速翌朝取りに行ったんだ。でも素人がそんな簡単に見つかるわけねえよ。せいぜい巻貝を虐待するのがオチ。二時間かかってめぼしいモノは見つからず、別の浜辺の露天風呂に出かけると、波が打ち付ける岩の隙間にカメノテ発見！　でもこれまた取るのが大変。触ると身を縮めるし、固いし、素手で取るのは危険ですわ。道具持っていったほうがイイよ。