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Beirut Jul/02

ベイルート 2002年7月

ベイルートに行ったのは以前から観たかったグループ、タブラ・ビート・サイエンスがライブをやったからで、まあ簡単に言えば国際級おっかけデスたい。 レバノン料理はヨーロッパでは高級料理扱いでパリなんかでもコースで頼めば一人1万円くらいは軽くかかる。でも暑さと時差ぼけ、日本出る前から睡眠不足だったのもたたって付いた途端に腹を壊して、結局8日間最後まで全快はせず。フルコースの夢は叶わなかったけど、それでも色々食べて写真撮ってきたよ。

111-1182_IMG.jpgレバノンでレストランに入るとまず付け合わせとして生野菜がドーンとテーブル上に並ぶ。ロンドンのレバノン料理店に入った時身なりのイイ家族が手づかみでトマトとかキュウリとかむしゃむしゃ食べてたのを見たことあるんだけど、ベイルートでもそうでした。脂ポイものが多いから生野菜も沢山食べるわけね。こういうことってのは東京のアラブ料理屋行くだけじゃ計り知れないんだよね。
111-1186_IMG.jpgトルコにもあるけど赤ピーマンとクルミのペースト。赤ピーマンで辛くて甘くて、クルミがネットリした不思議な味。これは日本のトルコ料理屋でもなかなか食べられない。
111-1188_IMG.jpgエジプト人の主食とも言えるのが豆の煮込み「フール」。上にたっぷりオリーブオイルがかかってる。エジプトじゃこれが安くて腹持ちがいいから、みんな食べてるけど、屁ばっかり出るようになるんだよね。
111-1184_IMG.jpgパリ編にも乗せたけどクスクスを使ったサラダ「タブーレ」の本式版ね。フランスだとトマトが多くて見た目がオムライスの中身みたいに赤いけど、本場レバノンではパセリが多くてこんなに緑。レモンもたっぷりかかってて酸っぱいです。
113-1347_IMG.jpgザキール・フセインと一緒にランチに行って頼んだカバブ。僕が出てきた料理を全て写真に撮っているのを見てザキール「オレを撮らないで料理を撮るの?」と怪訝そうだった。これはまあ見た通りの味です。
113-1339_IMG.jpgネギの大きさから皿の大きさがわかるでしょう。こんなに生野菜とピクルスだされても...ねえ。緑色のナスピクルスとか美味かったよ。
113-1343_IMG.jpgクスクスで作った衣にこれまたクスクスと羊の挽肉の入ったメンチカツ「クッベ」。美味いんだ。こないだ群馬県大泉町のブラジル人街に行った時、「キッベ」と書かれて売っていた。ブラジルに4年住んでいたS.W.姉さんに聞くと、ブラジルでは普通に食べているとのこと。やはり中東とブラジルは繋がっていたのだ!
112-1274_IMG.jpgやはり中東全土で基本のひよこ豆のペースト「ホンモス」。パンにつけて食べる。
112-1271_IMG.jpgインドのダルとモロッコのショルバを足したような豆のスープ。
112-1269_IMG.jpg卵とじと聞いてお腹に優しそうと思って頼んだら、羊のすじ肉の煮込みを卵でとじてあって、脂もたっぷり。すぐギブアップ!
112-1249_IMG.jpgレバノン~中近東を代表するファストフード「ファラフェル」。ひよこ豆のスパイシーなコロッケで各種ピクルスと野菜を巻き込んでラップサンドにして食べる。一個1500レバノンポンド(120円)。パリでもエルサレムでもダマスカス、カイロでも食べたけど、一番美味いのはベイルートかな。日本にほとんど入ってきてないけど、知り合いの元シリア留学生が都内にサンドイッチ屋を開こうと模索してる。美味いの作ってくれよ!
111-1133_IMG.jpgファラフェルを分解してみると中身はこうなっている。練りごまのソースがうまそうでしょ!
112-1232_IMG.jpg味の逃げ場を!ってことで頼んだのがポテトのフライ。逃げられた!
112-1236_IMG.jpgこれはこの店の名物料理。マントゥのヨーグルト煮込み。マントウってのは万頭って書いて日本の饅頭に当たるんだけど、まあラビオリとか水餃子みたいなもんね。肉は羊なんだけど、それをヨーグルト(もちろん無糖)と土鍋でぐつぐつ煮込んで 上にスマックがたっぷり振られてる。味はまあほぼゲロを煮込んであるモノなんだけど、中東料理にはこのゲロ味ってのが多いんだよね。オレンジと羊とか。でも慣れると美味いんだよ。
112-1229_IMG.jpgトルコ行くって人にお土産で頼むのが羊のサラミ、「パステルマ」。薄く削いで食べるんだけど、それをフランスパンに乗せて上にウズラの卵を載せてトーストしたモノです。
112-1221_IMG.jpg緑オリーブを唐辛子とレモン汁でマリネしたモノ。モロッコとかチュニジアにもある。まあおつまみ系ね。
112-1222_IMG.jpgレタスとトマトとスマックのサラダ。トルコやコーカサスの料理に似てるよね。実はこの店はアルメニアン・レストラン。
112-1226_IMG.jpgこれもトルコのチー・キョフテと一緒。羊か牛の生肉をクスクスとワケギとオリーブ油、唐辛子でガンガンに揉み込んだ中東版ネギトロ。レモンとワケギ、スマックをかけて食べる。スタジオボイスのオレのコラム「バカグリル」でも渋谷のトルコ料理店アンカラの主人に作ってもらったことがある。
112-1227_IMG.jpgこれもトルコ料理にあるよね。ご飯とハーブをブドウの葉で巻き込んで炊いてオリーブ油につけ込んだ詰め物。ブドウの葉は桜の葉みたいで美味いんだよね。
111-1110_IMG.jpgホテルの朝食。山羊の白チーズが数種類とハチミツ。ピタパンにフランスパン、あとは生野菜各種。オヤジ達はトマトとかピーマンをむしゃむしゃとかぶりついてました。
111-1149_IMG.jpgタブラ・ビート・サイエンスのライヴ会場の近くの出店にはどの店にもこの乾いたピザみたいのが陣取ってた。チーズが入ってるもの、ミートソースがかかってるモノ、スマックとほうれん草のペーストなど色んな味あり。
beirut_shawarma.jpgベイルートで最も有名なシャワルマ&ファミレス・チェーン店、BARBARの店先にて。羨ましい太さです。
113-1363_IMG.jpg売店で頼んだシャワルマ。トルコ語ならドネル・カバブね。付け合わせはヨーグルト、トマト、赤玉ねぎとパセリのスマック和え。
113-1360_IMG.jpg売店で見つけたジュース。やけに物騒なスタイルです。味はレッドブルと一緒。オランダ製でした。

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映画「アメリ」好きのファンシーなボクちんは、アメリの父親のノームにインスパイヤされ、目玉オヤジと旅をすることにしました。長い目で見守ってやって下さい。

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