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Paris 1 Sep/03

パリ 1 2003年9月

2年ぶりのパリ、ユーロになってからは初めてだな。でも何でも値上がりしていて驚いた!昼飯に10ユーロは当たり前だもんね。もちろんスーパーマーケットとかは日本より全然安いんだけど。今回はたった三日間の滞在だったけど、一日三食× 三日で9食は美味いモン食べられるからね。三日目になると連れが「少しお腹に優しいモノを...」とかフニャマラな事を言いだしたので、 そんなもん日本帰ってから食えばイイジャン、ここはパリなんだからパリらしいモノを食べよう!と一喝したよ。野菜なんか食ってるから日本人は負けるんだよね。疲れた時こそ生肉食え! でもフランス語覚えていて良かったことの一つに世界中どこに行っても料理で怖じ気づいたりしなくなったことも挙げられるな。黒板にチョーク手書きで読みにくい字で今日のオススメを掲げてる店でも、フォークの付いたような高級店でも何も焦らないもんね。だって食べるのも、注文するのも、支払うのも基本的にオレだもんね。 オレが飯食いたいだけなのに、なんでオレがウェイターとかに気をつかわなきゃならんのだ! そういう風に思えるようなったのはフランスに暮らしたおかげだろうな。まあどうでもいいんだけど。

167_6723.jpgパリに来たら忘れてはならない料理もう一つ、それはクスクス! 初日からクスクス食べたい!と言いまくってたのに結局仕事の都合で食べられなさそうだったので三日目に現地在住のFさんと一緒にサンミッシェルのモロッコ系クスクス屋chez-momoに。ここは外人観光地の真中にありながら味は納得です。これは二人分ね。僕はクスクス・メルゲーズ&コフタ(羊の唐辛子入りソーセージと肉団子)、Fさんはクスクス・メルゲーズ&シシカバブを頼みました。 とにかくスゴイ量。もちろんクスクス(スムール)と上にかける野菜スープはおかわり自由って、そこまで食べられる人を見たことないけど。
167_6725.jpgクスクスを皿に取り分けた所。ここに唐辛子とにんにくのペースト「ハリッサ」をかけると更に味が引き締まるんだよね。モロッコのロゼワイン(グリ)とガス入り水、ミントティー2杯とクスクス2品で合計42ユーロって6000円くらい。
167_6748.jpgこちらはモロッコ風の前菜盛り合わせ。上から時計回りに黒オリーブとナスのペースト、トマトとキュウリのサラダ、ピーマンとトマトのマリネ、それに唐辛子を添えたマリネ。こうしてイタリア、トルコ、モロッコの前菜を並べてみるとどれも地中海文化ってことで一つに括れることがよくわかるよね。
167_6744.jpgクスクスで腹一杯になりながら夜ホテルに戻るとAが「サラームがクスクス食べたい!ってずっと言ってたからとっておきのクスクス・レストランを予約しておいたから!」と嬉しそう。えっ一日2食クスクスですか!?もう腹一杯ザーマス!なんてことは言ってられないのよ!明日は東京へと戻るだけ、それならば今夜クスクスに殉じるべし!東京カリ~番長はこの10年間一日2食はカレーを食い続けているワケだし、オレがクスクスに殉じても何もおかしくはないのだ!ってなワケで連れて行かれたレピュブリック近くのモロッコ風サロン・ド・テ/レストラン。
167_6747.jpg日本人にウレしいのが魚料理。これはタラのタジン。ジャガイモとトマトとレモンで煮込んである。
167_6749.jpgこの店のスペシャリテ、ファラ風クスクス。なんと羊のモモ肉をハチミツで煮込んでるんだ。羊がトロトロに柔らかくてハチミツの甘さと不思議に調和してる。これがクスクス道の奥の細道か! いやあまだまだ勉強不足と実感した次第です!
167_6745.jpgで左のが羊の肉団子コフタと卵のタジン。タジンってのはモロッコ独特の土鍋で煮込んだ野菜や肉のことね。同じタジンでもチュニジアに行くとオムレツ料理のことを指すんだ。覚えておくとイイよ。でこちらは鶏肉と干しプルーン、干しアンズ、アーモンド、レモンの煮込み。マグレブはこうした甘じょっぱい料理がある世界でも珍しい国。


167_6720.jpgこれは昼の店で頼んだモロッコのロゼワイン、グリね。地中海沿岸では赤かロゼって場合が多いよね。この日は昼に一本空けて、夜にも一本空け、その間にも白ビールとかリカールとかガンガン飲んでたけど、乾燥した気候のせいか全然酔わなかったなあ。
167_6715.jpgたまにはパリらしくカフェ料理を。オレの大好物の一つ、スープ・ド・ポワソン(魚のスープ)。フランスに行くたびに必ず飲みます! チーズとにんにくのマヨネーズを添えて、クルトンを入れると魚の味が染みます!
167_6716.jpgもう一つ典型的パリのカフェ料理。オニオンスープのグラタン。まだ九月だというのに夜は寒いのでこのスープも身体に染みます。
166-6650_IMG.jpgイエロー・プロダクションに連れて行ってもらったマレ地区のお洒落なイタリアン・レストランで。前菜に取ったシャルキュテリーの盛り合わせ。生ハムばかり250gはあったんじゃ。さすがにこんなに食えないので連れのAが頼んだ前菜盛り合わせとシェアして食べた。
166-6651_IMG.jpg連れのカメラマンのIさんが頼んだ「Taboule Tres Vert」緑のタブーレ。フランスでタブーレを頼むとトマト色のモノが出てくる時が多いんだけど、この店はミントとディルとセルフィユをクスクスとまぶして冷たく冷やした緑色のタブーレが出てきた。お洒落な感じだね。
166-6658_IMG.jpg手長エビのグリル。たまり醤油を使った甘じょっぱいソース。ハーブは香菜でタイ米のご飯がついててタイ風ってことかなあ。
166-6656_IMG.jpgツナの身500gくらいのステーキ。ソースはバルサミコ味で大量のディルやエストラゴンとともにいただく。地中海らしい魚料理だね。
166-6655_IMG.jpgIさんの頼んだあんこうのカルパッチョ。肉に疲れた時は魚も。あんこうは地中海ではよく食べられている魚。日本みたいに皮は食べないけど、淡泊な身にライムやチャービルをかけると美味そう!
166-6652_IMG.jpgAが頼んだイタリア風前菜盛り合わせ。左上から時計回りにズッキーニ、アーティチョーク、黄、赤ピーマン、黒オリーブ、人参のマリネ。真中もアーティチョークね。フランス行って、肉しかないって言う人いるけど、こういう野菜だけの盛り合わせもいくらでもあるよ。勉強不足を人や土地のせいにしないように!
166-6660_IMG.jpgイタリア料理店のデザートで頼んだイチゴとブルーベリーの盛り合わせ。ソースはフロマージュ・ブラン。
166_6689.jpgこっちは二日目の夕方、軽く食べようってことで入ったトルコ料理屋の前菜盛り合わせ。軽くのつもりが6ユーロなのに日本で頼むのの二倍以上、皿から溢れるほどよそってくれました。オレがフランス語ではなくトルコ語で注文したのも効いたか?12方向から時計回りにナスのペースト、タラモ、ブドウの葉で包んだご飯、トマトと唐辛子のペースト、豆のサラダ、ズッキーニのマリネ、ほうれん草とヨーグルトのペースト、いんげんとトマトのマリネ、真中にトマトとキュウリのサラダね。超美味そう!
166_6692.jpgトルコ料理でシェアした鶏肉の串焼きカバブ。サラダやピラフの他にフライドポテトやトマトペーストで炊き込んだブルゴルまで付いてる。これだけでお腹いっぱいだよね。9ユーロだっけ。
166_6693.jpgこちらは羊肉のハンバーグ=キョフテのカバブ。イスタンブールで食べたことある人も多いんじゃ。炭火焼きだともっと美味いんだけど、ガスでも充分美味い。この店は夕方にもかかわらず、トルコ人達が甘いお菓子とお茶とをすすってました。

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映画「アメリ」好きのファンシーなボクちんは、アメリの父親のノームにインスパイヤされ、目玉オヤジと旅をすることにしました。長い目で見守ってやって下さい。

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