サラーム通信100824チチニエリピザ

サラーム通信20100824

チチニエリピッツア

IMG_7210.JPGさて、猛烈な残暑、皆様いかがお過ごしでしょうか?
僕は、34畳ある自分の部屋に冷房がないもので、冷房のある寝室5畳にノートパソコンとちゃぶ台を持ち込んで、小さくなって日々原稿を書いています。
四年とちょっと使ったimacを最新型の27inchのものに買い換えたのですが、それも冷房のない部屋の机の上に置いてあるのと、大画面から強烈な熱を放出するので、昼の間はほとんど触れられず、いったい何のために買い換えたんでしょうか?
まだまだ残暑が続きそうですね。

さて、まず最初に残念な案内をしなければなりません。
9月に行う予定だったサラームのサラーム海上プロデュースの旅2「モロッコ グナワと伝統音楽を巡る11日間の旅」」、早くから参加希望者が集まってはいたのですが、どうしても飛行機チケットが取れず、今回涙をのんでキャンセルすることとなりました。
今年は密かなモロッコの旅ブームが日本でも起きているらしく、例年混んでいないはずの9月に、日本~モロッコ間の飛行機がほとんど満席状態で、全員分の確保が出来なくなってしまったのです。
しかしながら、このままツアー自体を取りやめにしてしまうのは残念なので、基本的に同内容のツアーを今年の年末に実施する方向で考えています。新たな日程等に関しましては、決定次第、僕のサイトにてお知らせします。
申し込みいただいた方、広報協力いただいた方にはご迷惑をおかけしました。ここにお詫び申し上げます。

そんなわけで9月中旬に二週間予定がポカンと空いてしまいました。そこで急遽、またまたインドに行くことにしました。今回の旅先はまたまたジャイプールとデリー。前回はツアーだったのでゆっくりする時間がなかったので、今回は友人の家に泊まり、のんびりして、買い物三昧してくるつもりです。デリーではDJもする予定です。詳しくは追って、僕のサイトをご覧下さい。

さて今週のサラームの予定をお知らせします。まず明日からは福島県の山奥の集落獏原人村の満月祭です。

8.25 Wed. 獏原人村満月祭

今年はなぜか福島県に縁があります。昨年に続き、今年も、福島県の獏原人村のマサイさんに誘われ、満月祭にてDJします。僕の出番は満月祭初日の25日水曜ですが、27日まで会場にいますので、他の場所でもDJするかもしれません。あまりに出演者が多いので、詳しくは下記リンクをクリックしてください。福島近郊の方で、夏休みの予定を決めていない方、獏原人村で楽しい思い出をいかがでしょうか? 
ちなみに去年の僕は、朝6時に「お母ちゃん、腹減った!」と騒ぐガキに起こされ、朝の第一声が「うるせえぞ、このガキ! 腹が減ってるのはオマエだけじゃねえんだ!」でした。関係者の皆さん大変失礼しました!

獏原人村満月祭
8月25日(水)~30日(月)
福島県双葉郡河内村下川内バク 獏原人村
チケット 6日間通し    
 前売り  4000円
 当日   5000円
http://mangetusai.seesaa.net/

そして土曜の午後は和光大学ぱいでいあにて恒例の聖者の宮廷考。

8.28 Sat. 聖者の宮廷遊霊考-聖霊と精霊に交わる陶酔郷

 昨今の、一見して過剰な熱狂性をもつ宗教パフォーマンスの表面を一瞥して「原理主義」「神秘主義」とする風潮は危険だ。
 いつまでも途切れぬ楽器の轟音の中で踊り狂う人、どの宗教のどの宗派に属すかも分らぬ妖しい呪い師たち、陶酔した幸福のなかで自分の体を傷つけとおす人、位置づけが容易でない時、しばしばイスラーム神秘主義{スーフィズム}へと放りこまれる。
 しかしいずれのパフォーマンスにも、陶酔郷のなかで聖霊や精霊と交わり助けを借りて、今を生きる新しく強い力を得ようとする民衆の純粋な願望がみてとれる。それはスーフィズムなのか? 『聖カエキリアの法悦』はまだ続いているのだろうか?

第十講聖者の宮廷遊霊考-聖霊と精霊に交わる陶酔郷
 ≪納涼!スーフィー的肝試し大会≫
 血とウィチが苦手な方はご参加ご再考を!
I. サラーム海上 : 北アフリカの陶酔儀礼
II. すぎたカズト : ボリウッド映画の呪い師
III. 村山和之 : パキスタンの再生・勧請儀礼
と き:8月28日(土曜日)
    午後12時半開場・1時開講/4時半閉講・5時開宴
ところ:和光大学ぱいでいあビル5階於  
    小田急線 鶴川駅北口改札右折徒歩1分(マルエツ隣)
    受講費無料・参加自由

サラームはこの日はダブルブッキングしてますのでこちらは午後1時に出演し、その後下北の音楽夜噺に移動しま~す。

8.28 Sat.音楽夜噺 VOL.50 言葉と文字で語られたワールド・ミュージックの30年

8/28土曜はトークのダブルブッキング! 午後4時過ぎからは関口義人さん主催の音楽夜噺50回記念回に出演します。

「音楽夜噺 VOL.50 記念特別イベント」
 “言葉と文字で語られたワールド・ミュージックの30年”
時間:16:00-21:00
場所:下北沢 Com.Cafe音倉
入場料:¥3,500(1drinkつき)
※この回についてのお問い合わせは、メールまたは会場のCom.Cafe音倉へお願い致します。
トーク出演:石田昌隆 (フォトグラファー、音楽ライター)
     :サラーム海上 (音楽ライター、 DJ)
     :岡本郁生 (ラジオ番組制作者、音楽ライター)
     :北中正和 (音楽評論家)
     :中原 仁 (プロデューサー、音楽評論家)
     :原田尊志 (エルスール・レコーズ店主、音楽ライター)
     :ピーター・バラカン (ブロードキャスター)
     :松山晋也 (音楽評論家)
ライブ:マイア・バルー(Vo.fl)abu (el-b) 駒澤れお(percussion)
企画・司会・進行:関口義人 (「音樂夜噺」主宰)

2005年11月に始まったワールド・ミュージックを考えるイベント「音樂夜噺」も開始からまもなくまる5年を迎えます。そこで50回目の開催を記念した特別イベントを今回のみ会場を下北沢に移して行います。これまでにご参加くださった80名あまりの論者の中から8名の方々に登場して頂き、過去30年の「ワールド・ミュージック」を通じて世界はどのように伝わってきたか、また文字や言葉で語ってこられた世界の音楽の変遷を改めて振り返ってみようという試みです。これだけの論者の方々が一同に会するのははじめですし、おそらくこれが最後かもしれません(笑)マイア・バルーのライブも予定しています。どうぞ奮ってご参加ください。(トークは2部構成です)

そして告知の最後は好評の和光大学オープン・カレッジぱいでいあの講座「ワールド音楽入門」。今年も秋期受講生を募集中です。

和光大学ぱいでいあワールド音楽入門秋期受講生募集中

ワールド音楽入門
講師:サラーム海上

ユーラシア大陸を中心に音楽フィールドワークを続ける講師が、伝統文化とグローバル文化の狭間で息づく様々な音楽を、自ら撮影した映像やDVD等を交えて立体的に紹介します。視聴覚メディアを駆使した授業を通じて、受講者は音楽の生まれる現場の気配をリアルに感じることができ、現代日本文化と海外文化の意外な共通項や差異に気づくことでしょう。

■以下は講座の進行予定です。講座の進み具合などにより、内容が変更する場合もございますので、予めご了承ください。
第11回:講師が夏季に行う最新調査取材を元に
第12回:モロッコ音楽
第13回:ヨーロッパ音楽1ジプシー音楽
第14回:ヨーロッパ音楽2辺境の音楽
第15回:アフリカ音楽1西アフリカの音楽
第16回:アフリカ音楽2南部、東部アフリカの音楽
第17回:中南米音楽1ブラジル音楽
第18回:中南米音楽2ラテン・カリブ音楽
第19回:北米音楽
第20回:日本の伝統音楽まとめ・ワールド音楽を聞いて見えてきたもの

詳しくは和光大学ぱいでいあのサイトから
締め切りは9月13日(月)になります。

ピッツア・チチニエリ

さあ、今月のサラーム通信のレシピです。と言ってもあまりに暑いのでたいした料理をしていないんですよ。そんな中で、たまには夏らしいことをしようと出かけた江ノ島で買ったたっぷりのシラス干しを使ってチチニエリのピザを作りました。生地は通常のピザ生地ではなく、トルコのピザであるピデの生地を作り、比較的ふっくらした生地をパン焼き機を使って作りました。
パン焼き機があれば、小麦粉とイーストとベーキングパウダーとぬるま湯を入れて、スイッチ入れておけば一時間ほどで、良い塩梅の生地が出来上がるので、意外と手間いらずですよ。

材料:2枚分

ピザ生地

  • 薄力粉:150g
  • 強力粉:150g
  • 塩:小さじ1/2
  • 砂糖:小さじ1/2
  • ドライイースト:小さじ1/2
  • ベーキングパウダー:小さじ1
  • プレーンヨーグルト:大さじ1
  • ぬるま湯:180cc
  • サラダ油:大さじ1
  • 打ち粉(強力粉):適宜

  • シラス:200g
  • ニンニク:4かけ(皮をむき、ごく薄切りに)
  • プチトマト:20個(へたを取り、半分に輪切り)
  • オリーブ油:大さじ5
  • 鷹の爪:1本(種を取り、1mmの輪切りに)
  • トマトソース:カップ1(お好みで)

作り方

  1. 生地の材料を全て自動パン焼き器の生地作りの説明書に従い、スイッチを入れる。パン焼き器のない方は、サラダ油以外の材料を全て混ぜ合わせ、一つにまとまってきたら油を加えてなめらかになるまで良くこね、ラップをかけて暖かい場所に1時間おき、発酵させる。
  2. ピザ生地が十分に発酵が進んでいたら、軽く練ってから2つに分け、打ち台の上にクッキングシートを敷き、その上に生地を置き、めん棒を使い、直径25cm程度の円形に伸ばす。二枚繰り返す。
  3. オーブンに天板を入れ、220度に温めておく。
  4. フライパンを中火で熱し、オリーブ油を入れ、十分温めてから、鷹の爪を入れ、香りを引き出し、次にニンニクのスライスを入れ、焦がさないように軽くきつね色になるまで揚げる。油にニンニクの香りが出たら、シラスを加え、軽く火を通す。
  5. 二枚の生地の上に4をたっぷり散らし、更にプチトマトを散らす。(好みでトマトソースを生地に塗ってから、具を散らしても美味しい)
  6. 220度に温めておいたオーブンで12分ほど焼いて出来上がり。

シラスはご飯にかけてスダチを絞るだけでも美味しいですけど、ピザの具にしても最高です。僕の家からは海まで遠いのでたまにしか作れませんが。海から近い人、都心に来る用事があったら、僕の家までシラスを是非届けて下さい。

というわけで今週を超えると9月です。残暑は厳しいですが、陽は確実に短くなってきています。あと少し夏バテしないように頑張りましょう!

サラームの胃袋

IMG_4093.JPGSALAM LE GOURMAND
私 サラーム海上が世界各国で食べた料理を掲載します。オレなりの料理アーカイブです。

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映画「アメリ」好きのファンシーなボクちんは、アメリの父親のノームにインスパイヤされ、目玉オヤジと旅をすることにしました。長い目で見守ってやって下さい。

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世界の街角で出会ったイイ顔のオヤジ達をワタクシなりの偏愛を込めて紹介します。

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サラームの旅写真

web.jpgSALAM LE Voyageur
ウェブ上に散らばっていたフォトギャラリーをなんとなく一カ所にまとめました。

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SALAM'S TRAVEL MAP

c0008520_0305752.jpgGoogle Mapでサラームの旅地図を作りました。デリー、ジャイプール、イスタンブールをアップしています。

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