サラーム通信100517カルカッタチキンエッグロール

サラームアリクム。
天気が悪い日が続いた今年ですが、やっと暖かい日がやってきましたね。
4月下旬までホットカーペットを使っていた我が家もやっと暖房器具を片付けました。

昨日、よく晴れた日曜は、我が家サラームバワンにてシタール奏者ヨシダダイキチさんによる「マハラジャスタイルで聞くインド古典音楽」公演を行いました。（写真はこちらをクリック）
本来はタブラ奏者にインドからパンディット・マタ・プラサッド・ミシュラが来るはずだったのですが、来日の前日になり家族の問題が起きたらしく、来日が延期となり、前々日になってタブラ奏者がおなじみU-zhaanに変更となりました。
マタ・ジーのヴァラーナースィースタイルのタブラを楽しみにしていた方には残念でしたが、ヨシダさんのたっぷり20分のアーラープ（無伴奏ソロ）、そして後半のU-zhaanとの阿吽の呼吸も最高。
日本を代表する二人の演奏家によるすばらしい古典演奏をノンPA＆至近距離で満喫できた贅沢な日曜午後になったのではないでしょうか。

サラームバワンのイベントは次回は6月、U-zhaanを講師に招いてのインド古典音楽リズム集中講座「ティンタール強化合宿」を予定しています。

先週水曜から僕の和光大学オープンカレッジぱいでいあでの「ワールド音楽入門」講座がスタートしました。本来なら今週水曜は第二回の講義なのですが、明後日はインドの人間国宝音楽家パンディット・シヴクマール・シャルマが三年ぶりの東京公演を行うため、僕の授業は急遽休講にしました。
僕の講座を受けるような音楽好きなら、シブクマール・シャルマを観に行かずに、僕の講座に来るなんてのは本末転倒です！　というわけで今週は休講です。もちろんその分の補講を7月の学期末に行いますので、よろしくお願いします。

インド古典音楽サントゥールの巨匠、インドの至宝 Pt.シブクマール・シャルマ＆ラフル・シャルマ来日公演

さて、僕の講義やDJ等の出演予定も書いておきます。

5.23 Sun. 第九講：聖者の宮廷楽士考３-楽役者たちの幸不幸今昔

今度の日曜午後は和光大学 村山和之先生とのスーフィー〜南アジア研究会「聖者の宮廷考」第9回です。
今回は、南アジア世界の音楽界を支える楽士・楽師たちの諸々の生き様に更に焦点をあてて音楽と映像を楽しみます。少々「勉強会色」「研究会色」が強くなるかもしれませんが、より一層あちらの世界へと近づくことができるでしょう。お待ちしています。

6.6.Sun. dub masala @Cafe savai会津若松

そして6月6日はベリーダンサーのTanishqとGrassrootsQちゃんと福島県会津若松にDJ出張プレイです！
會津のスパイス処 カフェサバイが會津の夜をスパイシーな一夜に彩ろうと６月６日、また新たな刺激を調合しようとしている。

さて、今回の料理は昨日サラームバワンのイベントで、来ていただいた方にお配りしたインド・カルカッタのラップサンド「カルカッタチキンエッグロール」です。
この料理を食べたのは2004年の正月のカルカッタで。現地で楽器を習っていたU-zhaanとタカシタール君に案内されて食べたのが最初でした。
昨日は約20人分を作ったのでさすがに写真を撮るのをすっかり忘れてしまい、添付した写真は三年ほど前にある雑誌に頼まれて作ったものです。
チャパティーの生地はアーターと呼ばれる小麦の全粒粉で、池袋などのインド食材店で1kg300円以下で買えます。生地をこねるのも電動パン焼き機の「ピザ生地」コースを使って、ラクをしましょう！

材料・4個分

• 鶏もも肉（皮を剥いだもの）・250g
• 卵・4個
• 植物油・適宜
• 【チャパティー】
• アーター（チャパティ用の全粒粉）・100g
• 水・75cc
• 塩・一つまみ
• ギーまたは溶かしバター・30cc
• 打ち粉・適宜
• 【鶏ケバブ用マリネペースト】
• ヨーグルト・50cc
• クミンパウダー・小さじ1
• ガラムマサラ・小さじ1
• パプリカ・小さじ1
• カイエンヌペッパー・小さじ1
• ターメリック・小さじ1/2
• 香菜（みじん切り）・小さじ1
• レモン汁・小さじ2
• 塩・小さじ1
• 【付け合わせ野菜】
• 玉ネギ・大1個
• 香菜・大さじ2
• レモン・1/2個
• ピーマン・4個
• トマト・中1個
• 青唐辛子・2本
• ニンニク・1個
• ショウガ・5g
• クミンシード・小さじ1
• コリアンダーシード・小さじ1/2
• 植物油・大さじ2
• 塩・小さじ1

【作り方】

1. ボウルにアーターと塩を入れ、水を数回に分けて加えながら粉をこねる。10分ほどこね続け、耳たぶほどの固さの弾力ある生地が出来たら、団子状に丸めて、ラップをして30分ほど寝かせる。または自動パン焼き機のピザ生地コースを選択し、水、アーター、塩を入れ、スイッチオン！耳たぶほどの固さの弾力ある生地が出来たら、団子状に丸めて、ラップをして30分ほど寝かせる。
2. ボウルに【鶏ケバブ用マリネペースト】の材料を全て混ぜ合わせる。
3. 鶏もも肉を2〜3cm角に切り、2に漬け込み、ラップをして30分以上冷蔵庫に入れておく。
4. 玉ネギは千切りにして、1/4は水にさらしておく。ピーマン、トマトは小さなザク切り、青唐辛子はヘタと種を抜き、5mmの輪切り、ニンニク、ショウガは包丁の背で叩き、みじん切り、香菜もみじん切りに。
5. フライパンを中火にかけ、植物油・大さじ2を熱し、クミンシード、コリアンダーシードを加え、油に香りを移す。
6. 5にニンニク、ショウガ、玉ネギ3/4を加え、しんなりしてきたらピーマン、トマト、青唐辛子1/3を加える。
7. 5分ほど炒め続け、野菜が全てしんなりしてきたら、ガラムマサラ、カイエンヌペッパー、ターメリック、塩で味付けし、更に数分炒めて味を馴染ませてから、火を止めておく。
8. 2の鶏肉を焼き串に刺して、220度のオーブンで約10分焼く。
9. チャパティーの生地を四等分し、くっつかないように打ち粉を付けながら、麺棒で延ばし、直径20cmほどの円形に仕上げる。
10. 底の厚いフライパンを強火にかけ、煙が出るほど熱したら、7を乗せ、15秒片面を焼いたら、裏返して、更に15秒焼く。
11. フライパンを外し、火を中火にして、コンロの上に直接、焼いた生地を乗せる。数秒で生地が風船のように膨れあがったらチャパティーの出来上がり。皿に乗せ、ギーまたは溶かしバターをハケで塗っておく。チャパティーを4枚焼く。
12. フライパンを中火で熱し、多めに植物油を引き、一つずつボウルで溶いた卵を加え、直径20cmほどのオムレツを4枚作る。
13. チャパティーにオムレツを乗せ、7の野菜を円の直径に沿って細長く並べ、その上に8の鶏を並べる。香菜をみじんに刻み、水にさらしておいた玉ネギ、残りの青唐辛子とともに鶏肉の上に散らし、チャパティーをラップサンド状に巻いたら出来上がり。好みでレモンを絞っていただく。

＊今回は材料も調理過程も多いので、難しそうですが、そんなことありません。全て別々に用意して最後に巻けばいいだけなので。昨日召し上がった方から、感想が届くとうれしいのですが.....。

おっと、最近の僕の仕事も最後に告知しておきます。現在発売中の雑誌TV Bros. DOMMUNE特集号では宇川直宏さんのインタビュー記事を書いています。Bros.の次号では七尾旅人君とDIY STARSのインタビュー記事です。こちらもお楽しみに。

今週水曜に再放送があるCS スペースシャワーTVの「スペシャボーイズ・ザ・ワールド　トルコ編」では、現地コーディネートを行いました。僕はまだ完パケを見てないのですが、見た友人達によると、僕のイスタンブールの友人達が次々と出てきて、ハマケンとサイトウJxJxジュン君にからんでいるようです。
現在もう一つ僕な好きな国がらみの仕事が進行中です。次回には報告出来ると思います。

その他、都内でのDJは次回は6月にDAKINI NIGHT＠青山CAYに出演します。DJはいつでも歓迎なので、エキゾ音楽DJがご入り用な全国の皆さん、お気軽にお誘い下さい。おめでたいボリウッド音楽で結婚式DJも大歓迎です。

サラームの海外団体旅行第二弾「モロッコ グナワでレッツトランス！」も企画進行中です！　これも次回には詳細をお知らせ出来ると思います。

というわけで新生サラーム通信第三号はおしまいです。皆さん、どこかでお会いしましょう。
よい5月を！

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