イスタンブルの友人たち、オリエンタル・サイケデリック・ダブ・バンドBaBa ZuLaが６年ぶりに来日した。到着してからずっと行動をともにし、マネージャーのアメチャンたちはウチに泊まった。今回は地方公演もあり、なんと熊本。いつもお世話になっているのについて行かなくてどうする！

イスタンブルの友人たち、オリエンタル・サイケデリック・ダブ・バンドBaBa ZuLaが６年ぶりに来日した。到着してからずっと行動をともにし、マネージャーのアメチャンたちはウチに泊まった。今回は地方公演もあり、なんと熊本。いつもお世話になっているのについて行かなくてどうする！

イスタンブルの友人たち、オリエンタル・サイケデリック・ダブ・バンドBaBa ZuLaが６年ぶりに来日した。到着してからずっと行動をともにし、マネージャーのアメチャンたちはウチに泊まった。今回は地方公演もあり、なんと熊本。いつもお世話になっているのについて行かなくてどうする！

取材最終日、ムンバイで新作映画撮影中のプリヤンカー・チョプラが5分だけ時間を割いてくれることになった！　35度を超える炎天下で二時間待たされた後、冷房の効いた会議室でさらに30分待たされ、ついにプリヤンカーが映画の衣装のまま部屋に入ってきた。明るい褐色の肌に肉厚な唇、こぼれ落ちそうな大きな目、ミスワールドはダテじゃない！　オレの魂、もうどこかに行ってしまいそう！
5分だけの本当に短い受け答え、続く写真撮影を終え、立ち上がったプリヤンカーに僕は彼女の初CDを差し出し、ヒンディー語でこう言った。「あーぷ・せ・みるかる・めり・じゃーん・にかる・がいー（貴女に会えて、私の魂はどこかに行ってしまいました）」
「フフフ、ヒンディー語がお上手ね」
プリヤンカーは手早くCDにサインを入れると、熱帯の花のような残り香を残し、そそくさと撮影現場に戻っていった。オレ、もう日本に帰れなくてもイイ！　ここで世界が終わってもイイ！

取材最終日、ムンバイで新作映画撮影中のプリヤンカー・チョプラが5分だけ時間を割いてくれることになった！　35度を超える炎天下で二時間待たされた後、冷房の効いた会議室でさらに30分待たされ、ついにプリヤンカーが映画の衣装のまま部屋に入ってきた。明るい褐色の肌に肉厚な唇、こぼれ落ちそうな大きな目、ミスワールドはダテじゃない！　オレの魂、もうどこかに行ってしまいそう！
5分だけの本当に短い受け答え、続く写真撮影を終え、立ち上がったプリヤンカーに僕は彼女の初CDを差し出し、ヒンディー語でこう言った。「あーぷ・せ・みるかる・めり・じゃーん・にかる・がいー（貴女に会えて、私の魂はどこかに行ってしまいました）」
「フフフ、ヒンディー語がお上手ね」
プリヤンカーは手早くCDにサインを入れると、熱帯の花のような残り香を残し、そそくさと撮影現場に戻っていった。オレ、もう日本に帰れなくてもイイ！　ここで世界が終わってもイイ！

取材最終日、ムンバイで新作映画撮影中のプリヤンカー・チョプラが5分だけ時間を割いてくれることになった！　35度を超える炎天下で二時間待たされた後、冷房の効いた会議室でさらに30分待たされ、ついにプリヤンカーが映画の衣装のまま部屋に入ってきた。明るい褐色の肌に肉厚な唇、こぼれ落ちそうな大きな目、ミスワールドはダテじゃない！　オレの魂、もうどこかに行ってしまいそう！
5分だけの本当に短い受け答え、続く写真撮影を終え、立ち上がったプリヤンカーに僕は彼女の初CDを差し出し、ヒンディー語でこう言った。「あーぷ・せ・みるかる・めり・じゃーん・にかる・がいー（貴女に会えて、私の魂はどこかに行ってしまいました）」
「フフフ、ヒンディー語がお上手ね」
プリヤンカーは手早くCDにサインを入れると、熱帯の花のような残り香を残し、そそくさと撮影現場に戻っていった。オレ、もう日本に帰れなくてもイイ！　ここで世界が終わってもイイ！

ムンバイに着いた翌朝、宿の前のジュフー・ビーチに出ると、散歩をしている人々に混じって歌声が聞こえてきた。見ると、若者がヘッドフォンでボリウッド音楽を聞きながら、それに合わせて全力で歌っている。しかも、歌はプロ並に上手い。なんなんだヤツは？　近づくと、ミラーサングラスにヘッドフォンは黄緑色のブルートゥース、Tシャツも黄緑でキメている。しかし、若いのにデップリと腹が出ている。ヘッドフォンから流れる音に合わせて歌っているので、歌のない部分は彼以外には聞こえていない。ただアラビア海の波の音だけがザバーンと響く中、彼だけは全身でカウントを取り、音に陶酔して腕を空に向かって広げたりと忙しい。挙動不審なガイを地元民は見て見ぬ振り、見ているのは我々観光客のみ。

「君、彼女はいるの？」と聞くと、
「彼女はいない。でも、神様がオレの彼女だ！」と返ってきた。
おお、そこまで神への愛を歌っていたとは？　スーフィー聖者の生まれ変わりかもしれない。翌朝もビーチに出てみたが、もう彼は見つけられなかった。旅は一期一会である。

ムンバイに着いた翌朝、宿の前のジュフー・ビーチに出ると、散歩をしている人々に混じって歌声が聞こえてきた。見ると、若者がヘッドフォンでボリウッド音楽を聞きながら、それに合わせて全力で歌っている。しかも、歌はプロ並に上手い。なんなんだヤツは？　近づくと、ミラーサングラスにヘッドフォンは黄緑色のブルートゥース、Tシャツも黄緑でキメている。しかし、若いのにデップリと腹が出ている。ヘッドフォンから流れる音に合わせて歌っているので、歌のない部分は彼以外には聞こえていない。ただアラビア海の波の音だけがザバーンと響く中、彼だけは全身でカウントを取り、音に陶酔して腕を空に向かって広げたりと忙しい。挙動不審なガイを地元民は見て見ぬ振り、見ているのは我々観光客のみ。

「君、彼女はいるの？」と聞くと、
「彼女はいない。でも、神様がオレの彼女だ！」と返ってきた。
おお、そこまで神への愛を歌っていたとは？　スーフィー聖者の生まれ変わりかもしれない。翌朝もビーチに出てみたが、もう彼は見つけられなかった。旅は一期一会である。

ムンバイに着いた翌朝、宿の前のジュフー・ビーチに出ると、散歩をしている人々に混じって歌声が聞こえてきた。見ると、若者がヘッドフォンでボリウッド音楽を聞きながら、それに合わせて全力で歌っている。しかも、歌はプロ並に上手い。なんなんだヤツは？　近づくと、ミラーサングラスにヘッドフォンは黄緑色のブルートゥース、Tシャツも黄緑でキメている。しかし、若いのにデップリと腹が出ている。ヘッドフォンから流れる音に合わせて歌っているので、歌のない部分は彼以外には聞こえていない。ただアラビア海の波の音だけがザバーンと響く中、彼だけは全身でカウントを取り、音に陶酔して腕を空に向かって広げたりと忙しい。挙動不審なガイを地元民は見て見ぬ振り、見ているのは我々観光客のみ。

「君、彼女はいるの？」と聞くと、
「彼女はいない。でも、神様がオレの彼女だ！」と返ってきた。
おお、そこまで神への愛を歌っていたとは？　スーフィー聖者の生まれ変わりかもしれない。翌朝もビーチに出てみたが、もう彼は見つけられなかった。旅は一期一会である。

富山県南砺市で1990年から既に20年以上も続いている日本唯一の公営ワールドミュージックフェスティバルSukiyaki Meets the World。プログラムやワークショップは本当にすばらしいのだが、会場にはテキヤの屋台しかないのが問題。しかも金土はライブを見ているので、屋台飯を逃すと何も食べられないままホテルに戻り、深夜にコンビニの飯を食うことになる。それはオレには許せん！
ということで2013年はフェス終了後の日曜も南砺に泊まり、前から噂を聞いていた居酒屋「蔦」を訪れた。東京から来た友人たちとともに、真夏の週末とはいえ、人っ子一人歩いていない南砺の旧市街を迷い、古い土蔵のような建物の蔦を見つけ、のれんをくぐるとこんなに美味そうなものが次々と！　壁のお品書きの数の多さ見てよ！　そして、この有頭海老はお通しですからね！　厚揚げも北日本ならではのふっくら加減！　だし巻き卵も最高！ なにもかも美味い！ 美味すぎる！
蔦のおかげで、音楽だけでなく飯まで大満足のSukiyakiとなった。今年も行きますよ！

「蔦」富山県南砺市福野1277−2　0763-22-6586

Google Map

富山県南砺市で1990年から既に20年以上も続いている日本唯一の公営ワールドミュージックフェスティバルSukiyaki Meets the World。プログラムやワークショップは本当にすばらしいのだが、会場にはテキヤの屋台しかないのが問題。しかも金土はライブを見ているので、屋台飯を逃すと何も食べられないままホテルに戻り、深夜にコンビニの飯を食うことになる。それはオレには許せん！
ということで2013年はフェス終了後の日曜も南砺に泊まり、前から噂を聞いていた居酒屋「蔦」を訪れた。東京から来た友人たちとともに、真夏の週末とはいえ、人っ子一人歩いていない南砺の旧市街を迷い、古い土蔵のような建物の蔦を見つけ、のれんをくぐるとこんなに美味そうなものが次々と！　壁のお品書きの数の多さ見てよ！　そして、この有頭海老はお通しですからね！　厚揚げも北日本ならではのふっくら加減！　だし巻き卵も最高！ なにもかも美味い！ 美味すぎる！
蔦のおかげで、音楽だけでなく飯まで大満足のSukiyakiとなった。今年も行きますよ！

「蔦」富山県南砺市福野1277−2　0763-22-6586

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富山県南砺市で1990年から既に20年以上も続いている日本唯一の公営ワールドミュージックフェスティバルSukiyaki Meets the World。プログラムやワークショップは本当にすばらしいのだが、会場にはテキヤの屋台しかないのが問題。しかも金土はライブを見ているので、屋台飯を逃すと何も食べられないままホテルに戻り、深夜にコンビニの飯を食うことになる。それはオレには許せん！
ということで2013年はフェス終了後の日曜も南砺に泊まり、前から噂を聞いていた居酒屋「蔦」を訪れた。東京から来た友人たちとともに、真夏の週末とはいえ、人っ子一人歩いていない南砺の旧市街を迷い、古い土蔵のような建物の蔦を見つけ、のれんをくぐるとこんなに美味そうなものが次々と！　壁のお品書きの数の多さ見てよ！　そして、この有頭海老はお通しですからね！　厚揚げも北日本ならではのふっくら加減！　だし巻き卵も最高！ なにもかも美味い！ 美味すぎる！
蔦のおかげで、音楽だけでなく飯まで大満足のSukiyakiとなった。今年も行きますよ！

「蔦」富山県南砺市福野1277−2　0763-22-6586

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友人の赤塚りえ子さんに誘われ、モロッコのジャジューカ・フェスティバルを訪れた。その音楽と儀式については紀伊國屋書店「Scripta」掲載の僕の連載記事などを読んで欲しい。DOMMUNEでもこの春に特別番組を予定している。
赤塚さんにはフェス以外にも別のミッションがあった。それはジャジューカ村の外れの山の斜面にそそり立つ、ジャジューカ伝説発祥の地「ブージュルードの洞窟」で「シェー！」。この不気味な洞窟は、村から遠くに見えていたが、実際歩くと山の谷や尾根を行ったり来たりで、ぼくたちはいつのまにか道に迷ってしまった。目の前に見えているにもかかわらず、どうしてもたどり着けない。そこでヒマそうにしていた山羊遣いの少年に小遣いを握らせ、道案内を頼み、なんとかたどり着いた。そして、夕陽の沈む前に「シェー！」。赤塚さんもフジオプロのワタルさんもさすがにポーズが決まっている。これでいいのだ。名付けて「極北のシェー！」

友人の赤塚りえ子さんに誘われ、モロッコのジャジューカ・フェスティバルを訪れた。その音楽と儀式については紀伊國屋書店「Scripta」掲載の僕の連載記事などを読んで欲しい。DOMMUNEでもこの春に特別番組を予定している。
赤塚さんにはフェス以外にも別のミッションがあった。それはジャジューカ村の外れの山の斜面にそそり立つ、ジャジューカ伝説発祥の地「ブージュルードの洞窟」で「シェー！」。この不気味な洞窟は、村から遠くに見えていたが、実際歩くと山の谷や尾根を行ったり来たりで、ぼくたちはいつのまにか道に迷ってしまった。目の前に見えているにもかかわらず、どうしてもたどり着けない。そこでヒマそうにしていた山羊遣いの少年に小遣いを握らせ、道案内を頼み、なんとかたどり着いた。そして、夕陽の沈む前に「シェー！」。赤塚さんもフジオプロのワタルさんもさすがにポーズが決まっている。これでいいのだ。名付けて「極北のシェー！」

友人の赤塚りえ子さんに誘われ、モロッコのジャジューカ・フェスティバルを訪れた。その音楽と儀式については紀伊國屋書店「Scripta」掲載の僕の連載記事などを読んで欲しい。DOMMUNEでもこの春に特別番組を予定している。
赤塚さんにはフェス以外にも別のミッションがあった。それはジャジューカ村の外れの山の斜面にそそり立つ、ジャジューカ伝説発祥の地「ブージュルードの洞窟」で「シェー！」。この不気味な洞窟は、村から遠くに見えていたが、実際歩くと山の谷や尾根を行ったり来たりで、ぼくたちはいつのまにか道に迷ってしまった。目の前に見えているにもかかわらず、どうしてもたどり着けない。そこでヒマそうにしていた山羊遣いの少年に小遣いを握らせ、道案内を頼み、なんとかたどり着いた。そして、夕陽の沈む前に「シェー！」。赤塚さんもフジオプロのワタルさんもさすがにポーズが決まっている。これでいいのだ。名付けて「極北のシェー！」

DJと中東料理シェフとして徳島に行き、「徳島阿波踊り」を初体験した。
徳島の町は川に面していて、角を曲がるごとに橋やボードウォークなどが現れ、表情を変える。そんな町の路上や広場ごとにそれぞれに特徴ある阿波踊りの連が繰り出し、太鼓を叩き、踊り出く。ほぼレイヴパーティー。しかもノンPAの！　
海のニオイがする町はモロッコのエッサウィラに似ているし、阿波踊りはまさにグナワ・フェスを思い出す。しかし、グナワ・フェスでさえPAは入れている。阿波踊りはすさまじい音量だ。なかでも人気の路上派連「苔作」を観に行くと、ウーハーの数が段違いって感じ。金属音の先に涅槃が見えた？　屋台でビールを買い、飲み歩き、夜中すぎに友人のやってる居酒屋NOLOに落ち着いた。
あれから半年。なんだろう、このサウダージな気持ちは？　今年の夏も徳島行きます！

DJと中東料理シェフとして徳島に行き、「徳島阿波踊り」を初体験した。
徳島の町は川に面していて、角を曲がるごとに橋やボードウォークなどが現れ、表情を変える。そんな町の路上や広場ごとにそれぞれに特徴ある阿波踊りの連が繰り出し、太鼓を叩き、踊り出く。ほぼレイヴパーティー。しかもノンPAの！　
海のニオイがする町はモロッコのエッサウィラに似ているし、阿波踊りはまさにグナワ・フェスを思い出す。しかし、グナワ・フェスでさえPAは入れている。阿波踊りはすさまじい音量だ。なかでも人気の路上派連「苔作」を観に行くと、ウーハーの数が段違いって感じ。金属音の先に涅槃が見えた？　屋台でビールを買い、飲み歩き、夜中すぎに友人のやってる居酒屋NOLOに落ち着いた。
あれから半年。なんだろう、このサウダージな気持ちは？　今年の夏も徳島行きます！

DJと中東料理シェフとして徳島に行き、「徳島阿波踊り」を初体験した。
徳島の町は川に面していて、角を曲がるごとに橋やボードウォークなどが現れ、表情を変える。そんな町の路上や広場ごとにそれぞれに特徴ある阿波踊りの連が繰り出し、太鼓を叩き、踊り出く。ほぼレイヴパーティー。しかもノンPAの！　
海のニオイがする町はモロッコのエッサウィラに似ているし、阿波踊りはまさにグナワ・フェスを思い出す。しかし、グナワ・フェスでさえPAは入れている。阿波踊りはすさまじい音量だ。なかでも人気の路上派連「苔作」を観に行くと、ウーハーの数が段違いって感じ。金属音の先に涅槃が見えた？　屋台でビールを買い、飲み歩き、夜中すぎに友人のやってる居酒屋NOLOに落ち着いた。
あれから半年。なんだろう、このサウダージな気持ちは？　今年の夏も徳島行きます！