chez-salam
Lebanon 2012 Top
Olive Farm@Kfar Kila
Beirut
Music
961Beer
Al Tawlet
Food Etc...
世界一美味しいオリーブオイルを求めて レバノン南部の村カファルキラへ
今回お世話になったのは 「世界一美味しいオリーブオイル」を日本に輸出している 大塚オリーブファームの大塚不波土さん。 レバノン到着早々、国境に接する村カファルキラへ。 途中シドンの町のレバノン陸軍に寄り、外国人通行許可証を取得し、 ナバティエの町で昼食を買い込みながら三時間のドライブだ。
カファルキラはベイルートの爆弾テロ騒ぎが嘘のように静かな田舎の村だった
しかし、到着してすぐに村のヒズボッラー幹部二人が僕のカメラ査察に現れた。 イスラエルの国境までなんと最短で100mほど。 静かに見える村だが、2006年のイスラエル攻撃の際の傷跡は至る所に残っている。
オリーブの収穫の季節
僕たちが訪れた10月下旬は幸運なことに オリーブの収穫の季節だったのだ。
大塚オリーブファームの大塚不波土さんが 私財を費やして建設したオリーブオイル精製場。 不波土さんの農園の収穫はまだ始まっていなかったが、 近所から持ち込まれた3トンのオリーブを 精製するのを見ることができた。
一番絞りのオリーブオイル は輝くような黄緑色だった
運ばれてきたオリーブの実は洗浄、選別を経て、一つ1.5トンの石の円盤を二つ組み合わせた石臼で轢き、よく練ってペースト状にする。それをフェルト状の布の円盤に乗せ、その円盤を何十枚も積み重ねた円筒を機械にかけて圧搾する。すると円盤の表面から茶色い油が流れ出す。それを水とととも遠心分離機にかけて汚れを除去する。分離器の蛇口からは明るい黄緑色に輝くオリーブオイルが流れ出した。3トンのオリーブから約500kgのオリーブオイルが取れた。